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あらびか
20代3000万円FIREを目指す独身男性
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【九州地方編】低資産FIREに適した都道府県を調査してみた【大分県杵築市・国東市】

3000万円という低資産でのFIRE生活を送るのに適した都道府県を見つけるため、最近は物件サイトを用いた調査を行い始めています。

移住先の有力候補として、現時点では大阪府と大分県の2つを想定しており、前回の記事では大阪府を含む近畿地方2府5県の調査結果をまとめました。

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今回は、もう一つの候補である大分県を含む、九州地方7県に関して、同様の方法にて調査を行いたいと思います。

目次

【九州地方編】低資産FIREに適した都道府県

物件探しのルール

今回の調査では、以下のルールを元に物件を探していきます。
(前回記事と同じ内容です。)

使用する物件サイトは「at home」

物件サイトはいくつかありますが、今回は有名なサイトの使い勝手を比較したうえで最も絞り込み機能などが充実していると感じた「at home」というサイトを使用します。

他のサイトにしか表示されない物件等もあるかとは思いますが、今回の調査では物件の絶対数というよりは都道府県ごとの比較を目的としていることから、それほど問題はないと考えています。

また、調査日は2026年10月12日です。

住居費合計の上限は管理費込みで3万5000円

僕がFIREするうえで目標としている3000万円から生活費内訳を考えた時、住居費に充てられる金額の上限は3万5000円なので、管理費込みでこの金額に収まる物件のみを対象とします。

上限としては3万5000円ですが、もちろん満足のいく物件であるならば安ければ安いほど良いので、今回は以下の3条件における物件数をそれぞれ調査します。

① 3万円~3万5000円
② 2万5000円~3万円
③ ~2万5000円

上記金額は都市ガス物件を基準とし、プロパンガス物件を選ぶ場合は家賃を5000円安くする

生活費を見積もるうえで意外と見過ごせないのが、その物件で使用できるガスが「都市ガス」か「プロパンガス」かという点です。

一か月にかかるガス代は、世帯の人数やどのような生活を送るかによって大きく異なりますが、平均ガス代(東京)を調べてみたところ、それぞれのガスで以下のようになっています。

・都市ガス物件:1546円/月
・プロパンガス物件:4979円/月

このように、どちらのガスを使用できるかによって無視できないほどの差異が生じます。
僕の場合はほぼ全ての食事を自炊することや、生活の質の向上の観点からお風呂では湯船に浸かることが外せない条件であると考えていることから、特にガス代は気になる部分です。

以前物件探しをして上限を3万5000円と設定した際には、主に大阪市における物件を調査しました。
大阪市のような中心部では家賃相場が高い代わりに、都市ガスを使用できる物件が多いです。

家賃3万5000円かつプロパンガスの場合だと、家計を圧迫する可能性が否めないことから、今回は1つ前の項目における家賃は都市ガス物件を基準としたものと捉え、プロパンガス物件を選択する場合は家賃を5000円安くする必要がある、という条件とします。

要するに、プロパンガス物件としての家賃上限は3万円という形です。

風呂・トイレ別

ここはどうしても譲れない条件、というレベルではありませんが、先ほど述べた通りお風呂で湯船に浸かることを重要視している僕としては、湯船の近くに便器がある状況は少なからず気分に影響を与えます。

明確に生活の質に影響を与える部分であることは否めないので、今回は風呂・トイレ別の条件で物件を探します。

築40年以内

こちらも譲れない条件ではありませんが、件数を減らすことを目的として築40年以内とします。

というのも、調査していて思ったのが、築年数が極端に高い物件を含めるとかなりの数の物件が検索にヒットするというのと、実際に築年数が極端に高い物件の写真を見てみるとあまり住みたいとは思わない状態であることが多いと感じたためです。

物件が見つからなければ築年数が高い物件でも許容可能ですがそうでもなさそうな中、わざわざ古い物件を選ぶ理由もないので、今回はこの条件を使って絞り込みます。

立地や周辺施設は考慮しない

実際に住居を選ぶうえでは、住居周辺の雰囲気や、駅やスーパーなどよく使う施設に近いか、などといった観点も重要となってきますが、今回はこれらを含めると条件が煩雑になりすぎてしまうことから、考慮しないこととします。

僕の感覚としては、FIRE後は様々なことにお金を掛けない代わりに、時間や労力をかけることは許容すべきだと思っていますし、そのことにあまり抵抗を感じないため、例えば最寄り駅から徒歩1時間以上などの立地であっても、それほどのストレスは感じないと思っています。(そもそも現在の独身寮でも最寄り駅から40分くらいかかる場所にあります)

【調査結果】各都道府県の物件数

上記の条件を満たす物件数を、それぞれの価格帯ごとにグラフにすると以下の通りです。

それぞれの値を表形式でもまとめて、詳しく見ていきます。

①3~3.5万円(都市ガス) or 2.5~3万円(プロパンガス)

スクロールできます
福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県
3~3.5万円
(都市ガス)
2612995404112193
2.5~3万円
(プロパンガス)
111613521823330956189
合計137716431327335068382

この価格帯において、なんといっても特徴的なのが、福岡県の物件数の多さですね。

FIREに適した都道府県に関して調査をしていると福岡県をおすすめしている人が結構な数見受けられますが、その所以がよくわかるような結果です。

具体的な物件の場所を軽く調べたところ、最も多い地域が北九州市で、次いで久留米市のようです。
どちらの市からも、九州で一番の都会である福岡市まで新幹線で約15分という距離なので、都会へのアクセスを重視する人にとっても問題ないと思われます。

また、鹿児島県なども想像以上に都市ガス物件を含めて安い物件が多いようです。
都市ガス物件はほぼ全て鹿児島市のようですね。

鹿児島に住む場合は鹿児島市以外の都会に頻繁に行くということは金銭的にも距離的にも結構ハードルが高くなるとは思うので、鹿児島市内で生活の全てが完結するという方にとっては選択肢に入るかもしれません。

3万5000円以内という予算であれば九州ではかなり多くの選択肢から物件を選べそうですが、僕としては移住先として九州を選ぶ理由は金銭面以外にはないので、この価格帯から選ぶくらいならば、家族や友人の家と近い近畿地方を選ぶかなという感覚です。
1年以内などの短期間だけ旅行感覚で九州に住んでみるというのは選択肢としてはありかもしれませんが。

九州に実家がある方や九州で生活したい理由があるという方にとっては、文句なしで低資産FIREに適した地方であるとは言えるでしょう

②2.5~3万円(都市ガス) or 2~2.5万円(プロパンガス)

スクロールできます
福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県
2.5~3万円
(都市ガス)
2606603219169
2~2.5万円
(プロパンガス)
2764669541372262
合計536521298615623131

先ほども書いた通り、僕の場合は九州に住むならば家賃が安いというメリットを存分に活かしたいと思っているので、選ぶとしたらこの価格帯以下ということになります。

やはり価格帯を5000円下げただけで一気に物件数は減少することが分かります。

とはいえ福岡県はまだ500件以上も検索にヒットしますし、長崎・大分・鹿児島あたりも100件以上ということで、全然満足できる物件を選ぶことができる範囲内だと思います。

福岡県は2万5000円~3万円でも都市ガス物件が260件もあるというのは凄いですね。
近畿地方の調査をしたときは、大阪と兵庫でそれぞれ100ずつという感じだったので、明確に家賃相場の違いが見て取れます。

詳しく調べてみると、都市ガス物件のほとんどは北九州市で、八幡西区・小倉北区・小倉南区に多くあるようです。
北九州市と聞いて一番に思い浮かぶのが「治安の悪さ」ですが、北九州市の犯罪件数が多い順に、①小倉北区、②八幡西区、③小倉南区とのことなので、驚くほどに強い相関がありました。
しかも4番目の八幡東区とは明確に件数に差があるので、上記3区がまさに「治安が悪い地域」といった感じだと思います。

都会へのアクセス、家賃の安さといった面からは申し分ない条件ですが、治安の悪さを許容できるかどうか、という点も無視できない部分になりそうですね。

③~2.5万円(都市ガス) or ~2万円(プロパンガス)

スクロールできます
福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県
~2.5万円
(都市ガス)
3801351215
~2万円
(プロパンガス)
3424226146511
合計72243511147726

さて、正直に言うと僕にとって先ほどまでの結果はあまり興味がなく、今回の本題はこの価格帯です。
表を一目見ただけで気付くほどの異質さがあると思います。

「大分県杵築市」

知る人ぞ知る、”FIREの聖地”とも呼ばれるこの地域には、2万円以下の物件が大量にあります。
ちなみに、FIREの聖地として有名なのは杵築市ですが、実質的には杵築市に隣接している国東市も同じように2万円以下の物件が大量にある地域となっており、何なら今回の調査では上記件数の内、杵築市が58件に対して国東市が73件と、杵築市を上回る件数がヒットしました。

これらの地域にこのような激安物件が大量に存在している背景には、2000年ごろにキヤノンの進出により従業員向けの物件が建設された後、リーマンショックによる人員削減で空室だらけとなった、という過去があります。

したがって家賃が安いのみならず、これらの物件の多くは一人暮らし向けかつ築20年前後という比較的新しく綺麗な部屋となっており、まさに低資産FIREをするうえではあまりにも都合の良い条件なのです。

ちなみに今回は調査の範囲として「2万円以下」で一括りにしていますが、この大分県杵築市・国東市に限って言えば、1万5000円以下でも余裕で探せますし、限界まで安い物件を探そうと思えば1万円以下でも探せなくはないです。

僕の場合はFIRE後の生活費を月10万円でそのうち家賃を3万5000円として想定していますが、もし家賃が1万5000円となり、月の生活費が8万円になったとします。
4%ルールに基づいて計算すると、FIREに必要な運用資産額は3000万円から2400万円まで削減することができ、FIREの難易度を一気に下げることが可能です。

いかに大分県杵築市・国東市が異質であり、低資産FIREの救世主となり得るかが理解いただけるのではないでしょうか?

デメリットがあるとすれば、都会へのアクセスの悪さですね。
福岡市までは特急や特急・新幹線の組み合わせで、片道2時間弱かつ約6000円の交通費が必要となるので、あまり気軽に行けるものではありません。

国東市にある大分空港から大阪の伊丹空港までは片道1時間で行けますが、やはり飛行機とあって価格は跳ね上がります。

どちらにせよ都会へのアクセスを重視する人にとっては大きな難点となることは間違いなさそうです。

さて、ここまで大分県杵築市・国東市ばかりに着目してきましたが、前回記事の近畿地方との比較で意外と見逃せないのが、福岡県・佐賀県・長崎県・鹿児島県などにも、そこそこな数の物件がヒットするという点です。

近畿地方では、ここまで価格帯を下げると0件~1桁という都道府県が多くありましたが、九州地方では探そうと思えば探せるというくらいには物件があるようなので、やはりこの点からも家賃相場の違いを実感できますね。

ただし実際に詳しく物件を調べてみると、どの地域の物件もほとんどは築35~40年で、ある程度の年季を感じる部屋となっており、やはり大分県杵築市・国東市の物件とはかなり雰囲気は違う印象です。
なので、九州の物件を選ぶ場合は求める条件によって次のような選び方になるのではないかなと思っています。

・都会へのアクセスを重視する人(ただし治安の悪さは許容する必要あり)
→福岡県
・家賃の安さ、物件の品質を重視する人
→大分県
・特定の住みたい地域がある人、色んな場所に短期間だけ住んで引っ越すことを前提にしている人
→その他の県

まとめ

今回は、僕のFIRE後の移住先としての有力候補である大分県を含む九州地方について、低資産FIREに適した都道府県の調査を行いました。

場所としてあえて九州地方を選ぶ理由が特にない僕にとっても選択肢として十分入ってくるほどに、大分県杵築市・国東市には圧倒的な家賃の安さという利点があることが、物件数からもお分かりいただけたのではないかと思います。

また、福岡県という生活の利便性と家賃の安さのバランスが取れた場所についてであったり、近畿地方と比較した時の九州地方全体の家賃相場の安さなど、今回の調査では学べる部分が多くありました。

現時点での僕の移住先の有力候補としては大阪府と大分県を想定していますが、関東地方や中部地方など他の地方の物件についても少し気になってきたので、今後も調査は続けていこうと思います。

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