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あらびか
20代3000万円FIREを目指す独身男性
京都大学卒|JTC勤務の会社員|低資産での最速FIREを目指す|極貧節約生活

「旅行に行くと視野が広がる」なんて到底思えない

旅行というと、世間で最もといって良いほどメジャーな趣味であり、多くの人にとって楽しいものであるとされていますよね。

僕自身はあまり旅行は好きな方ではないのですが、旅行が楽しいという感覚は理解できます。

これまでの人生で見たこともない景色を見て、初めての体験をして、その場所でしか食べることができない料理を食べる。
それらの中にはきっと人生における大切な思い出として残るものもあるでしょうから、旅行自体は素敵なことだと思います。

しかし、旅行に関して頻繁に言われていることで、いつも引っかかることがあります。

それは、

「旅行に行くと視野が広がる」

といったような、旅行という行為に消費としての楽しさだけでなく、自己投資や自己啓発的な側面を主張することについてです。

この思想がエスカレートした場合だと、「旅行に行かない人は視野が狭い」といったように旅行に行くことが正義で、旅行に行かない人を一括りに批判するような人も見受けられます。

個人的に、この考え方に対してはかなり疑念を抱いているんですよね。
なんなら、「旅行に行くと視野が広がる」というのはむしろ逆なのではないか、とすら思っています。

今回は、僕が「旅行に行くと視野が広がる」とはどうしても思えない理由、そして「視野を広げるということ」そのものについて、まとめてみます。

目次

旅行好きの視野の狭さをしばしば感じる

まずは僕自身の体感として、旅行好きな人の視野の狭さを感じる機会が頻繁にあるという話です。

初めに言っておきますが、旅行好きな人が必ず視野が狭いとは一切思っていないです。
当然、旅行好きで視野が広い人もいれば、旅行好きでなくて視野が狭い人もいます。

ただ、僕の体感として「この人は視野が狭いな」と感じることが多いのは、皮肉にも旅行好きな人、とりわけ「旅行に行くと視野が広がる」という考えを持っているタイプの旅行好きの人なんですよね。

というのも、僕がどういう時に「この人は視野が狭いな」と感じるかというと、その人の思考が固定されていたり思い込みの激しさが露呈したりした時です。

これは飲み会の場で感じることが多いのですが、これまでの経験上、「旅行に行くと視野が広がる」という考えを持っているタイプの旅行好きは、こちらの反応に関わらず高確率で自ら旅行の話題を持ちかけてきます。

聞いてもいないのに自分がこれまでに行った旅行の話を自慢げにし始め、「次の休日はどこか旅行とか行くの?」とまるで旅行を趣味としていることが前提あるかのような質問をする人って周りにいませんか?
そのうえ、「どこにも行く予定はないですね~」と返すと、なぜか反応に困ったり、また自分の旅行の話を始めたり…。

正直、会話下手が過ぎないか?視野が狭すぎないか?と思わざるを得ません。

きっとこういうタイプの人は、「旅行に行かない人は、行きたくないのではなく行動力がない」というような思い込みに陥っているのではないかと感じます。

これは、高学歴の人の中に「低学歴の人は、勉強から逃げた」と思い込んでいる人が一定数いること、高年収な人の中に「低年収の人は、高年収の職業に就けなかった」と思い込んでいる人が一定数いること、YouTuberの中に「平凡な人生を送る人は、人と違う行動を取る勇気がない」と思い込んでいる人が一定数いることなどと似ています。

最初から目指してもいなければ、興味すらないだけであるにも関わらず、自分の中の狭い視野でしか物事を捉えられていないのです。

僕は筋トレが大好きで、多くの人にとっても筋トレはやるべきだと思っていますが、筋トレに興味がなさそうな人に自ら筋トレの話をすることはありません。
映画やアニメが大好きで、好きな作品の話はいくらでも語ることができますが、唐突に相手の好きな作品を聞いたりしません。
スマブラが大好きで、これまでに4000時間以上プレイして、動画を作ったり大会に出たりしていましたが、唐突に「何のキャラ使ってる?」とは聞きません。

当たり前です。好きなものも、興味があることも、人それぞれなのですから。

当たり障りのない会話をしている中で相手の興味があることを探っていき、場合によっては話を掘り下げるというのが、まだ大して親密になっていない人との基本的なコミュニケーションではないのですか?
(どうせ当たり障りのない会話くらいしかできない会社の飲み会が僕は大嫌いだという話は置いておきます。)

いわゆる典型的なイメージとしての、ゲームやアニメの「オタク」の人たちは、このことを重々理解しているように感じますし、唐突に自分の好きなコンテンツの話を持ち掛ける人は少ない気がしています。
それは、自分と同じオタクコンテンツを好きな人が社会の多数派ではない、ということを嫌でも理解させられる機会が、生きているうえで多くあるからだと思います。
(もちろん極端にコミュニケーション能力が低い早口自分語りオタクはいますが、ここではそれ以前の問題なので除外します。)

偶然僕の出会った人たちがそうだっただけなのかも知れませんが、旅行となるとなぜか最初から共通の趣味であるかのように話題を振ってくる人がいるんですよね。
ただしこれは、旅行好きの中でも旅行を単なる消費活動の一つとして考えている人には見られない傾向だと感じます。

あくまで主観的な話ではありますが、こういう人に多く出会ってしまうと「旅行に行くと視野が広がる」って本当か?と疑ってしまいます。
(視野が広がったうえで、相手の興味に構わず自分の好きな話をする、という考えになっている場合についてはお手上げです、すみません。)

視野が広がるきっかけなんて人それぞれ

「旅行に行くと必ず視野が広がる」とは一切思いませんが、「旅行に行くと視野が広がる人もいる」とは思います。

これは旅行に限った話ではなく、そもそも視野が広がるきっかけなんていうのは人それぞれなのではないかなと。

僕自身は、これまでに旅行に行って楽しかったことはありますが、旅行に行って視野が広がった経験はありません。

単なる消費活動の一つとして思い出になっているにすぎません。

一方で、筋トレを始めて視野が広がったことは数えきれないほどあります。

日々自分の身体と向き合いながらトレーニングをし、栄養学や筋肉をつけるために必要な習慣について学んでいく中で、人生における健康の重要性や、メンタルヘルスにホルモンが大きく関わっていることに気づかされ、筋トレを始める以前とは考え方や行動がかなり変わりました。

映画やアニメを見て、その作品に込められたメッセージや作品の中のキャラクターに感化され、様々なことに対するモチベーションが上がったり、自分の中の興味が広がったりした経験も多くしてきました。

また、有名大学を卒業してJTCに入社した後、家庭を築いて定年まで同じ会社で働き続けるのが当たり前の環境にいながら、安定の極みともいえるこのレールから自ら逸れて、20代にして独身でFIREをしようとしている現在の僕の価値観を作り上げたのは、ブログやYouTubeで偶然出会った投資や多様な生き方に関する情報です。

僕にとって人生を変えるような、視野が大きく広がったきっかけというのは、全て家の中で一人でいる時間にありました。

旅行が視野を広げるきっかけになった人もいるでしょうが、徹底的な内省やそれに伴うアウトプットにこそが、僕にとっての視野を広げるきっかけでした。

そもそも視野を広げることは良いことなのか?

根も葉もない話に聞こえてしまうかもしれませんが、そもそも視野を広げることは本当に人生にとって必要なことであり、人生にとって良い影響をもたらすものなのでしょうか?

この問いに対する僕の答えは、「良い方向にも悪い方向にも可能性を広げる」です。

視野が広がるというと、当然良いことのように考える人が多いでしょうが、そうとも限らないと思っています。

もちろん、どんな幸せも存在を知らなければ目指すことも達成することもできない、それは事実でしょう。

投資や多様な生き方に関する知識を得たおかげで、僕はFIREという現在考えうる最高の幸せを目指して行動を取ることができています。

一方で、何事も知れば知るほど幸せに繋がるかというと、むしろかえって不幸にすらなり得るという現実があります。

世界の幸福度ランキングで過去に1位であったブータンという国は、2019年に156か国中95位になって以来、現在までランキング圏外となっています。

その理由は、インターネットの普及によって他国と比較できるようになり、自分たちが他国と比較して貧しい生活をしているということを自覚するようになったためであると言われています。
要するに、井の中の蛙だったわけです。

しかし、幸福度が低下している最中、おそらく生活自体は物質的には何一つ悪い方向に変化したわけではないはずです。
むしろインターネットの普及にも見られるように、テクノロジーの発達の恩恵を受けて生活が便利になった面すらあるでしょう。

にも関わらず、不幸になってしまったと。

これこそが、視野が広がることで幸せになるとは限らないということを示す一例です。

視野を広げることや情報を取り入れることを幸せに繋げるためには、やはりその後の内省が鍵になっていると思います。

自分の外側から入ってくる情報を、自分の内側でどのように処理して、どのように行動に反映させるか。
適切に行動に反映させることができないような、むやみに劣等感を刺激するだけの情報であれば、そもそも知らない方が幸せな人生を送ることができるのです。

井の中の蛙を笑う人もいるでしょうが、笑い声をシャットアウトする術さえ確立されていれば、万事解決です。

何事も決めつけず、思い込まず。
自分のキャパシティに応じて視野を広げながら、徹底的に自分と向き合って幸せを追求していくことが大事なのです。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんにちは、初めまして。
    私としては、旅行は視野を広げるというより、ボケ防止です。
    いつもと違う景色を見て、違う食べ物を食べて、電子入国カードに悪戦苦闘して
    (ITに関して激弱)脳を活性化させる。
    若い御仁は価値判断はさておき文字通り視野を広げるのかもしれませんが、
    若くない者(30代中盤)はボケ防止です。
    セミリタイアして頭を全く使わない仕事に就いている私は、
    旅行と語学でボケ防止を試みています。
    効果は不明です笑。

    • なるほど、ボケ防止ですか。
      ボケ防止には新しい経験をすることと身体を動かすことが有効だと思うので、確かにその目的でいえば旅行はかなりベストな方法かもしれませんね。
      セミリタイア後のボケ防止の必要性については、この歳の僕でも実は少し考えたことがあって、英語の勉強をすることをぼんやり計画しています。

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